「バイク女子になりたい」背中を押す小型バイクの費用アレコレ

「バイク女子」というワードを耳にする機会が増えた昨今、アニメでは女子高生がバイクに乗ってキャンプに行ったり、女性がバイクについてYou Tube配信を行ったり、、そんな姿を見て「私も乗ってみたい!」と思った人も多いのではないでしょうか。

でも・・・

ちょっと試してみよう!とするにはハードルが高いバイク。

お迎えするなら長く愛用したいし。

免許や排気量も色々あって、なんとなく小さいほうが維持費も安そうだけど、実際どれだけ違うの?

という初心者バイク女子にもオススメな「小型バイク」という選択について、本ブログではご紹介させていただこうと思います。

 


小型バイクってどんなバイク?


 

排気量

まずバイクの中で一番小さい排気量区分は、50cc以下です。いわゆる「原付」ですね。ゆるくキャンプするアニメで使用されてるヤマハ ビーノなんかはここに該当します。


https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/vino/

高校生が乗っている描写もあるように、原付免許は16歳から取得する事が可能です。
そして、50ccより少し大きいサイズが乗れる「小型二輪免許」も実は16歳から取得が可能です。

この50ccより少し大きいサイズ、
51cc~125ccが今回オススメしたいサイズ。

新海誠監督のお天気の映画で登場したピンクのバイク、ホンダ「スーパーカブ」もこのサイズが主流です。
種類も色も多彩で可愛い・・・!


https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/personal/type/

バイク女子YouTuberの愛車としても度々登場する、女子ウケも上々なカブ↑

他にも、ホンダ モンキー、ホンダ CB125R、ホンダGROM(すみませんホンダ推しってわけじゃぁないのですが)等いわゆる「カッコイイ」バイクも、この排気量でも手に入ります。

CB125R
https://www.honda.co.jp/CB125R/

可愛いカラーのバイクもいいですが、長い髪なびかせてカッコイイバイクにまたがるのも、憧れちゃいますね。

 

どの免許で乗れる?

51~125ccのバイクは、小型限定の普通自動二輪免許(小型二輪免許)以上の免許であれば乗車が可能です。

普通自動車免許、大型自動二輪免許が18歳から取得可能なのに対し、400cc以下であれば16歳から取得可能なので、早くバイクに乗りたくてうずうずしている学生さんも、頑張れば乗れちゃうという魅力があります。

また、小型二輪免許でいえば、普通免許を持っていれば最短2日で取得できるプランもあるなど免許取得のハードルも低くなっています。

 

制限速度は?

法定速度は50cc以下の原付バイクは時速30km、それ以上のバイクは全て自動車同様時速60kmです。

ただ、125cc以下のバイクは高速道路を走る事ができないので、注意が必要です。

補足として、51cc以上では原付では出来なかった二人乗りも可能になり、二段階右折の必要もなくなります。

 

気になる足つき

バイクにまたがった際、ちゃんと足がつくか・・低身長ライダーは気になるところですよね。シート高はバイクによって異なりますので、ここでは比較的女性ライダーが多い(イメージの)スーパーカブとモンキーのシート高と、重量について記載させていただきます。

 

モンキー125(バナナイエロー)

シート高:775mm
車両重量:107kg
排気量:124cc

 

スーパーカブ 110(バージンベージュ)

シート高:735mm
車両重量:99kg
排気量:109cc

排気量49以下の下記と比較してみても、シート高さ、重量ともに大差ない事がわかります。(ちなみに大型バイクのホンダレブル500の車体重量は190kgと約2倍の重さになります)

スーパーカブ50・ストリート(ボニーブルー)
https://www.honda.co.jp/news/2019/2190226-supercub.html

シート高:735mm
車両重量:96kg
排気量:49cc

 

ビーノ(ファイティングレッド)
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/vino/color.html

シート高:720mm
車両重量:81kg
排気量:49cc

 

身長に対する股下も個人差ががあるので、一概には言えませんが身長155cmくらいの女性ライダーでも上記バイクは問題なくのれるようです。(ベタ足はむりですが)

 


小型バイクオーナーになるまでのトータル費用は!?


では実際、小型バイクに乗りたい!と思い立ってから実現するまで、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

まず免許の取得費用が必要ですね。あとは最低限のバイク装備も購入しないといけません。

 

免許の取得費用(教習費用)

既に自動車免許を所持しているかによって費用も時間も大きくかわってきます。
免許取得時に交通ルールを勉強するのでその重複分ですね。
また、小型限定免許には「AT限定普通二輪免許」オートマ限定の免許もあるので、そちらであればクラッチ操作がない分時間も短縮され、また費用も下記よりお安くなります。

もちろん地域や教習所によって料金はさまざまですので、一例としてご紹介します。

自動車免許なし:15~20万/38時間
自動車免許あり:8~12万/11時間

ちなみに自動車免許の取得ではおおよそ 20~30万/約57時間 必要です。

 

最低限のバイク装備

免許や車体費用にばかり目がいきがちですが、バイクに乗るには必要最低限の装備が必要です。
バイク装備といってもピンキリなので、一例として私の独断と偏見と好みになりますがご参考までに。

 

ヘルメット

https://www.webike.net/sd/22609975/

SHOEI:ショウエイ J・O
希望小売価格:37,400円(税込)

マットブラックが好みです。

 

グローブ


https://www.degner-online.com/shopdetail/000000003033/gloves_05/page1/order/

DEGNER:デグナー レザーレディースグローブ/LEATHER GLOVE[FRTG-70]
販売価格:6,490円(税込)

ブーツやウエアも揃えたいところですが、あくまで最低限として小型バイクオーナーになる準備におおよそ
教習約9万円(免許有)+ ヘルメットとグローブ約45,000円 = 135,000円 がかかってきます。

あとはもちろん車体費用ですね。上であげたスーパーカブ110ですと、新車で車体費用は30万円ほどになります。

諭吉さんがチカチカしそうです。

 


小型バイクオススメポイント「コスパ」


前述のように車体費用、準備費用の他にも、バイクを所有すると維持費がかかってきます。
最初に結構な出費があるので、できれば維持費はおさえたいですよね。。

維持費とは大まかに

①所有するだけで必要な費用
②ガソリンやタイヤ等使用するにあたって発生する費用

があります。

そもそも小型バイクがなぜオススメなのかというと、
一番はコスパの良さです◎

まず①から見てみましょう。

 

所有するだけで必要な費用

主に税金ですね。

排気量によって大きく違いますので、一番は車検の有無ですが(車検は4~6万くらいが相場とも言われています)小型バイクと大型バイクの所有では、おおよそ5万円ほど変わってきます。

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  • 軽自動車税:毎年4/1時点でバイクの所有者が支払う税金。排気量により金額がかわります。
  • 重量税:排気量、経過年数に応じてかわります。
  • 車検:車同様、251cc以上のバイクには車検費用も必要になります。(初回3年、以後2年毎)裏をかえせば、250cc以下のバイクには車検は必要ありません。
  • 自賠責保険:法律で加入が義務付けられている自動車保険です。契約年数により価格は変わります。(2021年4月値下げがあったようです)

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あとは、自賠責保険で補償されない部分をカバーする任意保険等もあります。

 

使用するにあたって発生する費用

ここでは、わかりやすいように
小型バイク代表:ホンダ スーパーカブ110
大型バイク代表:ホンダ レブル500
で比較してみたいと思います。

 

タイヤ

乗り方やタイヤ自体の耐久年数によっても交換時期は変わってきますが、交換の際には大きめの出費となります。
小型バイク(ホンダスーパーカブ110)と大型バイク(ホンダレブル500)を比較すると、おおよそ約5倍の価格差がある事もあるようです。タイヤ交換は3~5年目安と言われていますが、この差はおおきい。。

ホンダ カブ110:約7000円
ホンダ レブル500:約40000円
(ダンロップ/タイヤ価格)

 

エンジンオイル容量

ホンダ カブ110:1.0L
ホンダ レブル500:3.2L

エンジンオイルも約3倍の容量差があります。

 

ガソリン(燃費)

ホンダ カブ110:67km/L(WMTCモード値)
ホンダ レブル500:27km/L(WMTCモード値)

燃費も約2.5倍の差があります。

ちなみにタンク容量は↓

ホンダ カブ110:4.3L
ホンダ レブル500:11L

 

他にも・・・
チェーン、ブレーキパッド等々まだまだ消耗品はかかりますが、上記だけでも、小型バイクと大型バイクを比較するとおおよそ2.5~5倍の乗車コスト差がある事がわかります。

 


おまけ


荷物、どうする?

カブやモンキーはじめ小型バイクになると、原付のように足元に荷物を置くわけにはいきません。街乗りなのか、ツーリングかキャンプに行くのか、用途にあった「バイクバッグ」を選ぶ楽しみもあります。
なのでいくつかDOPPELGANGERのオススメバイクバッグもご紹介させていただきます。

 

タンクバッグ

例えばDBT440-BKはタンク部分にマグネットベースを設置し、バッグとマグネット部が簡単に取りはずし可能なので、ちょっとバイクから離れる時にも便利なスグレモノです。

ライダーズタンクバッグMINI DBT440-BK バッグの着脱方法


モンキー125へ装着。写真はDBT440-GY(GYは販売終了品)

 

サイドバッグ

キャンプツーリング等、荷物が多くなる事もあるのでサイドバッグもチェックしておきましょう。
ショルダーバッグとしてもサイドバッグとしても使用できるDBT609-BKや、


https://www.doppelganger.jp/product/dbt609-bk/

突然の雨でも心配無用な防水タイプ等
DBT393-BK


https://www.doppelganger.jp/product/dbt393_bk/

 

リュックタイプ

体に身につけるタイプのカバンであれば乗り降りも楽だし手を出しやすいですね。ライダー仕様で、ヘルメットを収納できるタイプのものも色々あります。

DBT608-BK


https://www.doppelganger.jp/product/dbt608-bk/

他にもホルスタータイプ等、色々な形やカラーがあるので、愛車にあわせてぜひお好みのものを見つけてください。

 


まとめ


いかがだったでしょうか?

「とにかく大きいバイクに乗りたい!」「高速は必須でしょ!」という方であれば小型バイクは選択肢から外れますが、
重いバイクは心配なバイク女子、
「コスパ重視!」「とりあえずバイクをはじめたい」
という方には小型バイクはオススメです。

本記事が、小型バイク、いいかも!と思うきっかけになっていただけたら嬉しいです。

 

 

 

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