あの「リク◯ン化」はやっぱり最強最速だった!?方法を完全公開。

「す◯い片付け」とか「スッキりな片付けグッズ特集」など収納術が大好きな日本人。筆者も多分にもれず、ごちゃごちゃとモノが散乱した部屋で月刊誌の収納術特集を読むのが秘かな楽しみです。

そんな片付かない私が「どうしてもスッキリさせたかったモノ」。それが自転車用カメラバッグです。
ちょっと探せば自転車専用品が売ってるだろうとタカをくくっていたのですが、これが、意外に、ないっ!デジタル一眼レフカメラと交換レンズが収納できて、自転車からの着脱が超かんたんで、さらに衝撃吸収能力あり。そんなささやかな希望を満たすものが、ないっ!
そんな、こじらせ気味の一眼カメコが紆余曲折の末にたどり着いたのが「リクセン化」です。

りくせんか【リクセン化】
意味:ワンタッチ着脱機構のリクセン&カウル社のアタッチメントでもって手持ちのバッグ等を自転車用に改造してしまうこと。

1.カメラとレンズが入る。
2.着脱が超かんたん。
3.衝撃吸収。

このささやかなのに意外と難しい条件を完璧にクリアした「リクセン化」。実際にやってみて分かった圧倒的な便利さ。今回はその加工の様子も全部公開します!
※参考は自己責任でお願いしますねー。


今そこにあるカメラポタリングの壁。


壁.1 コンデジではダメなのか?


出典:Amazon  
ぶっちゃけ、コンデジでも十分だと思う。しかし、レンズが交換したい。

コンデジは持ってません。
コンデジが買えるなら、レンズを買いますwww

今回は、コンデジでは満足できず、かといってスマホカメラと割り切ることもできない「どうしても一眼レフを自転車で運びたい」大人のための回。そこんところは、こじらせ具合を察してください。※レンジファインダーカメラが欲しくて欲しくてたまりません。(独り言)


壁.2 スリングバッグではダメだったのか?


出典:Amazon  
一日中背負って自転車を漕ぐ自信がありません。

カメラ用のスリングバッグはとても魅力的に思えます。専用品だけあって、カメラは取り出しやすいし、衝撃吸収のためのクッションや、レンズを分けておくディバイダーもついてます。重ささえ我慢できるのであれば、こんなに安心してカメラを入れておけるものはありません。・・・・重ささえ我慢できれば。

デジタル一眼レフは、標準ズームレンズ付きで約1300g。交換レンズ約400g。そしてスリングバッグ自体が約700g。予備バッテリーやらなにやらを入れたとして約2.5kgになります。
「2.5kgの水を担いで、一日耐えられるか?」想像しただけで肩がこってきました。


壁.3 自転車専用バッグではダメだったのか?


出典:Amazon  
容量はOK!・・・でも衝撃が怖い。

コンデジは無い、スリングバッグは肩がこる、では自転車専用バッグはどうか?

フレームやキャリアにしっかり装着できる反面、バッグの着脱がスゴク面倒。「じゃ、カメラだけ持ってきゃいいじゃん。」と反論がありそうですが、今回はバッグごと本体とレンズを運びたいので却下。さらに、フレームとバッグが接触しているので、路面からの衝撃がダイレクトにカメラへ伝わるのが、何より精神的に良くない。

カメラ×自転車。
たかがバッグ、されどバッグ。・・・なかなか難しいものです。


ついにリクセン化!カメポタverに着手。


Les’t プチDIY(Dどうなっても、Iいいから、Yやってみよう。)

上記3つの壁に阻まれた筆者は、ついに重い腰を上げて理想の「自転車×カメラ」スタイルを実現すべくリクセン化を決断。以下、おさらいですが今回の「絶対防衛線」であります。

1.カメラとレンズが入る。
2.着脱が超かんたん。
3.衝撃吸収。

ガワに使うバッグは手頃なサイズのショルダーがあったので流用。
追加で購入したのが次の3点。


出典:Amazon
製品名:HAKUBA フォールディングインナーソフトボックス
販売価格(※):¥1,845
※情報は投稿時点に公表されている数値に基づきます。


出典:Amazon
製品名:RIXEN&KAUL キャディー KR851
販売価格(※):¥3,306
※情報は投稿時点に公表されている数値に基づきます。


出典:Amazon
製品名:BASIL クリックフィックスアダプター 014310
販売価格(※):¥1,078
※情報は投稿時点に公表されている数値に基づきます。


「リクセン化」加工の様子を全部公開!!

うーむ、、、、既に約6000円も使ってしまいました。(当然、自腹。)もう後へは引けません。ここから実際の様子を画像つきで大公開。

1.まずは使う道具とパーツを集めよう!


◯材料(一人前)
・バッグ
サイズはお好み。シンプルな方が加工がし易いのでオススメ。装着重量も考えて今回はW30×H20×D15cmのショルダーバッグをチョイス。
・クッションインナー
バッグのサイズに合うカメラ用のクッション。
・リクセン&カウルアタッチメント
装着したい場所に合わせて形を選びます。今回はステムへ取り付けることにしました。
・クリックフィックスアダプター
リクセン化の肝。バッグ側へ取り付けるパーツです。
・ワイヤーネット
実は衝撃を吸収するダンパー(バネ)としても機能する最重要パーツ!最重要だけど100均ショップで売ってます。

◯道具(一人前)
・ウォーターポンププライヤー(ペンチ)
ワイヤーネットを曲げるのに使います。
・六角レンチ
アダプターのネジを回すのに使います。
・ドライバー(+)
リクセン&カウルアタッチメントの車体取り付け用。
・銀ペン
バッグに穴を開けるポイントに印をする用に使います。
・バーナー
ライターでも十分可。穴あけ用の目打ちを熱するのに使います。
・目打ち
100均ショップの手芸コーナーにあります。

2.ワイヤーネットをバッグの形に成形しよう

バッグの形に合わせてプライヤーでワイヤーネットを曲げていきます。長さが余ったら適当に折り返します。切断すると断面がバッグに引っかかるのでNG。

3.成形したワイヤーネットをバッグにセット

この「コの字」に成形したワイヤーネットが自転車からの衝撃を吸収してくれる「ダンパー(バネ)」になり、バッグの型崩れも防いでくれます。

4.クッションインナーが収まるか確認

ついでにインナーの収まりも確認しておきましょう。多少サイズが違ってもフタさえしまればOK!

5.クリックフィックスアダプターの取り付け位置を決定

いよいよアダプターの取り付けです。実際に自転車にバッグを当ててみて高さを割り出した上で、銀ペンで印をつけます。※印つけ用にアダプター(バッグ内側用)を使います。

6.目打ちをバーナーであぶる

ここで100均ショップの目打ちが登場。気分良くバーナーで炙ってますが100円ライターでも十分です。

7.溶かしながら貫通

バッグの外側と内側の生地がズレないようにして、先程つけた印を貫通します。溶かして貫通することでそれ以上穴が広がらず、作業もしやすくなります。

8.いよいよクリックフィックスアダプターを装着!


アダプター(内側用)→ワイヤーネット→バッグ→アダプター(外側用)の順になるように並べて、六角レンチでネジを締めます。

9.リクセン&カウルアタッチメントを自転車に取り付ける

ドライバー(+)でアタッチメントを自転車へ取り付け。

10.着けたり外したりして満足する

太いレンズをつけてる時は横に寝かして入れると良い感じ。クッションもワイヤーネットのバネも効いてて壊れる気がしません。


まとめ

これが製品ならば、間違いなく「業界最速」から商品説明を書きだすであろう圧倒的な着脱スピード。だって本当にワンタッチですよっ?
実際に走ってみても、計算どおり100均ショップのワイヤーネットがダンパー(バネ)となって衝撃を吸収。停車して1秒でバッグを取り外せる上、当然ながら取り付けも1秒です。カメラバッグはもちろん、休日の自転車お出かけバッグとしても大活躍です。

ちょっと手を加えるだけで、もっと広がる自転車周りのプチカスタム。やるまでは少し億劫ですが、もっと早く四十肩対策をすれば良かった。(←趣旨が変わっている。)次は2.8kgの三脚のワンタッチ積載にチャレンジッ!・・・するかもしれません。

最後にもう一度。
参考はくれぐれも自己責任でお願いしますねー!

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