あの名作映画を、自転車で語ってみたい!!

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スポーツをテーマにした映画が毎年量産されるなか、他ジャンルと比べても「これキテんじゃね?」と個人的に盛り上がりを感じているのが自転車映画。

自転車界の生きた伝説、ランス・アームストロングのノンフィクション映画「疑惑のチャンピオン」を皮切りに、ガチさが熱いロードレース映画「疾風スプリンター」、ライダーなのに自転車に乗って物議をかもした「仮面ライダーエグゼイド劇場版」などなど。映画では脇役あつかいがメインの自転車が大活躍する、本気の映画が増えて嬉しい限りなのです。

“衝撃の実話が問いかける、彼は英雄か、それともただのペテン師か?
疑惑のチャンピオンHPから引用

“究極のプロ・ロードレース・エンターテイメント!押し寄せる興奮、湧き上がる感動、そのすべてを全身で体感してほしい1作だ。”
疾風スプリンターHPから引用

涙あり、アクションあり、情緒あり。今回はそんな自転車が登場する映画について語ってみたいと思います!それでは早速、アクションッ!!


みんな納得の、自転車映画5選


魔女の宅急便


出典:Amazon

監督:宮崎駿
日本公開:1989年

「ちーぃさい頃ぉーわぁ。神様がぁいてー。」ユーミンの歌が強制的に頭のなかに流れる、スタジオジブリの名作。主人公キキが友達になる飛行クラブの男の子「とんぼ」の自転車。劇中でたびたび登場し、巨大なプロペラを着けられて飛行試験の実験台にもなる。度重なる実験にも耐えうる強靭なフレームがとても気になります。


疑惑のチャンピオン


出典:Amazon

監督:スティーヴン・フリアーズ
日本公開:2016年

ランス・アームストロング。自転車ファンでなくとも聞いたことがあるこの名前。ロードレースの最高峰<ツール・ド・フランス>で7連覇という偉業を成し遂げた、無敵のチャンピオンに一体なにがあったのか・・・。一部のファンが観戦する気を失っちゃうほどの圧倒的な強さ。いろんな意味で自転車ファン待望の、そして必見の一本です。


劇場版 弱虫ペダル


出典:Amazon

監督:鍋島修
日本公開:2015年

人気アニメの劇場版が大ゴケしてしまうあるあるパターンは、ストーリー原作者と監督がTV版と違う場合。「弱ペダ」ファンの皆さんご安心ください。原作の渡辺航先生が書き下ろした新作ストーリーを、TV版監督の鍋島修氏が総監督として制作を指揮。期待を裏切らない安定の面白さです。嗚呼、ほろ苦い青春の部活動。


E.T.


出典:Amazon

監督:スティーブン・スピルバーグ
日本公開:1982年

言わずと知れたSF映画の金字塔。当時、1980年台の宇宙人ブームに乗っかって、似たような映画がぼこぼこ作られましたが、現在まで生き残っているのはごく僅か。これが自転車のパワーっ!なのか・・・。追われる宇宙人を乗せて、「走る・逃げる・飛ぶ」と七面六臂の活躍をみせてくれたのが日本製BMXなのは有名なお話。


茄子アンダルシアの夏


出典:Amazon

監督:高坂希太郎
日本公開:2003年

作画のタッチや雰囲気から「ジブリ作品」と誤解を受けることの多い本作。監督の高坂さんがジブリとの仕事も多いことから、ジブリ色が色濃い本作はスペインを舞台としたプロロードレーサーの物語。高坂監督ご自身が、国内のヒルクライムレースで入賞するほどの自転車乗りであり、アスリートとクリエイターの両方の視点で見つめられた圭作。

 


人生と自転車の苦味を味わう!名作映画3選


さて前段では「みんな納得の、自転車映画5選。」と題して、自転車ファンであれば好みはちがっても衆人一致で評価できる秀作を紹介してきました。ここからは「好みは別れるけど、自転車の印象が強烈」な作品達をネタバレ上等でご紹介しますよ!

キッズ・リターン


出典:Amazon

監督:北野武
日本公開:1996年

北野映画の中でも特に青春期の挫折を描いた作品。この映画の見所は何と言ってもオープニングとエンディング!以上。・・・正直、オープニングとエンディングのあいだは、若者が挫折すればなんでもいいのではないだろうかと思ってしまう。

つまらない学校生活に馴染まず、幼い悪さを重ねる二人の主人公は学校から「辞めてください」とお願いされる落ちこぼれっぷり。その後、ボクサーとヤクザという別々の道を歩むことなる二人が、お互いの未来を信じて再開を誓ったのが次の言葉。

「お前がチャンピオンになって、俺が親分になったらまた会おうや。」

出ちゃいましたっ!今でいう死亡フラグです。確実に挫折へ向かってまっしぐらな北野映画の真骨頂です。そんな訳で、文字通り坂道を転がるように挫折した二人が再開。以前と変わらず、チャリンコ二人乗りで校庭をぐるぐる周る姿に甘酸っぱさを感じるのでした。演出上の計算なのか、オープニングとエンディングでは自転車の種類もちゃんと変えてあるので、興味のある方は是非チェックを。


自転車泥棒


出典:Amazon

監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
日本公開:1950年

イタリア映画黄金期の名作。「おしゃれ泥棒」とか「10人の泥棒たち」とか、とかく泥棒映画は鮮やかな盗みのテクニックや洗練された怪盗のファッションを描くのですが、このイタリア映画は違います。文字通りの自転車泥棒。しかも相当に切ない。

ムッソリーニと連合軍にめちゃくちゃにされた戦後のイタリア。ドイツや日本と違って、さっさと降伏したおかげで焼け野原にはならずに済んだものの、街は失業者だらけ。そんな中で超運良くビラはりの仕事をゲットした主人公なのですが、仕事の条件は「自転車を持っていること」。ちょっと目を離したスキに自転車を盗まれてしまいます。また失業なのか?妻と子供にまた辛い思いをさせるのか?そんな重圧に耐えられなくなったお父さん。とうとう他人の自転車を泥棒した挙句に、息子の目の前で捕まって群衆になじられるという、、、なんともなお話なのでありました。くれぐれも自転車の防犯登録は忘れずに。


ポストマン・ブルース


出典:Amazon

監督:SABU
日本公開:1997年

「俺、間に合わなかった。」
※予告編でのセリフ

郵便局員が呟くこの一言。自転車×手紙×郵便局員=間に合わない。これだけでも十分にドラマを感じますねー。

堤真一演じる郵便局員がひょんなことから、超凶悪犯に勘違いされるナンセンスコメディ。まぬけなヤクザとナイーブな殺し屋と一緒に、郵便チャリでひたすら爆走。走る、走る、走る!でもヒロインとのタンデムシーンもあり(こういう緩急に弱いなぁ)。過剰にサディスティックな警察のロードレーサーとの対決チェイスも見ものです。友とヒロインとの約束を果たすために自転車で疾走し続ける、平凡な郵便局員が巻き起こす平凡でないハードボイルド!

おそらく劇中で主人公が自転車にまたがっている時間が最も長い映画。(だってずっと走ってるし)知る人ぞ知るマイナー映画ですが、理屈抜きの面白さと清々しいまでの疾走感は必見です。

 


お気に入りの映画はありましたか?

自転車が印象深い映画のあれこれを、つらつらと書いてきました。映画の人間ドラマのあちこちで活躍する、文字通りナイスアシストな自転車達。あなたの印象に残る自転車シネマはなんでしょうか?自転車に乗れない雨の休日に、是非ともご自宅で楽しんで観てみて下さいね。

次回は、「ニュー・シネマ・パラダイス」で主人公トトとアルフレドが乗る、自転車を徹底解説!!・・・するかもしれません(笑)

自転車って、ホンっとに面白いですね。

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