【完全保存版】初心者でもかんたん!ロードバイク・クロスバイク・折りたたみ自転車を輪行袋へ収納する方法

輪行とは

輪行とは 自転車乗りが電車、フェリー、旅客機などの公共交通機関を利用して自転車を運ぶことを”輪行(りんこう)”と呼びます。

輪行は公共交通機関の快適・低コストと、マイバイク移動のフレキシブルさを両立させたあまり知られていない移動方法です。

今回は輪行袋の種類ごとに輪行袋に自転車を収納する方法を解説します。

 

輪行をするには公共交通機関の規定にもよりますが、自転車を入れる袋、「輪行袋(または輪行バッグ)」が必要になります。

輪行のメリットやデメリット、必要なアイテムなどの解説は下記を参照してください。

さあ!そろそろ輪行始めませんか?!

種類

ショルダーで支えるタイプ

伸びる輪行キャリングバッグ

スポーツバイクなどの大径車には、このタイプが最も多く普及しています。

自転車をまずベルトで吊り、吊られた状態の自転車にカバーを被せるタイプの輪行袋です。

ショルダーで支え、バッグは自転車が露出しないようにするための目的の為、軽量です。

長所:折りたたんだサイズが軽量でコンパクト。自転車の重量はベルトが支えるので、生地には薄いものが使えるため。

短所:軽量コンパクト化されている反面、生地がややデリケート。扱いには注意が必要。

飛行機やバスなど、輪行袋が自分の手から離れることが想定される場合は、衝撃に耐えることができないためおすすめできません。

 

バッグで支えるタイプ

メッシュ輪行キャリングバッグ
3D構造のメッシュを用いたクッション性があり、中が透けて見える輪行袋

小径車用の輪行袋として最もメジャーなタイプで、スーツケースサイズ大(それ以上)の巨大バッグの中に、

分解または折りたたんだ状態の自転車を入れ、肩から下げて運ぶスタイルです。

長所: バッグを開き、自転車を入れるだけなので、使い方がとてもシンプル

短所: 自転車の重みをバッグで支えるため、使用する生地には強度が必要で、バッグが重くかさばってしまう。

これらバッグは用途が広く、輪行用だけでなく自転車の室内・車内保管用の大型バッグとして利用されたり、

アウトドアグッズ用バッグとして使用されているようです。

 

大径車(ロードバイク・クロスバイク)での輪行方法解説

前後輪を外すタイプ(巾着型)

①自転車を逆さに置きます

ハンドル周りにサイクルコンピューター、ライトなどのアクセサリーがついている場合は外しておきましょう。

 

②前後変速機をトップギアに設定します。

 

③前後輪を取り外します。

 

④クイックリリースを収納袋に入れます。

 

⑤後輪にエンド金具を取り付けます。

 

⑥エンド金具は地面に対して垂直に設定します。

 

⑦ハンドルを片側に倒します。

 

⑧フレームの3カ所に前後リムを固定します。

 

⑨バッグ底面のイラストを参考に自転車を収納します。

 

⑩輪行バッグ側面の穴にショルダーストラップを通し、チェーンリング側のチェーンステーに固定します。

 

⑪片側のショルダーストラップを、ヘッドチューブに取り付け固定します。

 

⑫輪行バッグを上部まで覆い、ドローコードで締めあげ完成です。

鋭利なものに接触した状態で持ち上げると生地が裂ける可能性があります。

 

解説動画


画像に使用した製品: コンパクト輪行キャリングバッグ DCB328-BK

 

前輪のみ外すタイプ(カバー型)

①前輪を取り外します

 

②付属のタイベルトで、3箇所を固定します

車体保護のため緩衝材、エンド金具の使用を推奨します。

 

③底部のファスナーを全開にし、車体に被せます

 

④車体に被せ、底部のファスナーを全閉します

 

⑤ブラックバックル2箇所を番号の順に固定します

 

⑥付属のショルダーストラップをステム、シートポストに取り付ければ完成です

画像に使用した製品: マルチユースキャリングバッグウルトラライト DCB418-DP

 

袋で車体重量を支えるタイプ(封筒型)

事前準備 ①収納する自転車の保護を行ってください

飛行機輪行などでは、貨物の輸送中に想定外の衝撃(力)が、バッグを通して自転車に加わる可能性があります。
自転車の破損リスクを最小限に抑えるため、収納する自転車に対しても十分な下準備を行うようにしましょう。

事前準備 ②自転車の各部を固定・養生してください

輪行の際に傷が付く最大の原因はフレームとホイールの接触です。

ホイールを固定するとともに、フレームの各部を気泡緩衝材やダンボール紙などで養生することを強く推奨します。

 

ブレーキレバーなどの突起物は破損や傷が発生しやすい箇所です。

こちらも養生し、出っ張りが少なくなるようにタイラップなどを使ってレバーを引いた状態で固定する方法があります。

 

クランクは回らないように水平に固定します。

自転車を預けた場合、どのように扱われるかわかりません。

出来る限り養生や固定を行い無用なトラブルを未然に防ぐ必要があります。

飛行機に積載する場合は、タイヤの空気を減らしておきましょう。

空気を抜きすぎるとチューブやタイヤを痛める可能性があります。

ハンドルはトップチューブに巻き込んで固定すると安定します。

 

①ペダルを取り外します。

 

②自転車を逆さにし、前後輪を取り外します

フロントギアをトップに、リアギアはローに設定してください。

 

③取り外したペダルとクイックリリースを小物収納ポケットの収納します。

 

④バッグを中央線で折り返し、自立させます。

 

⑤自転車をゆっくりとバッグの中に入れます。

 

⑥フロントとリアホイールをそれぞれ専用ポケットに入れます。

 

⑦ファスナーを閉じれば終了です。

画像に使用した製品:耐衝撃輪行キャリングバッグ DCB333-BK

 

小径車(折りたたみ自転車)での輪行方法解説

ショルダーで支えるタイプ(巾着型)

①底面が露出するように設置します。

 

②折りたたんだ状態の小径車を底面中央に配置します。

各部付属のタイベルトで固定し、移動中折りたたみ箇所、ペダル等が動かないようにしてください。

 

③自転車を支えながら生地を上部まで持ち上げます。

生地が上部に上がらない場合は自転車の位置を微調整しながら持ち上げてください。

 

④ショルダーベルトを輪行バッグ側面に配置したホールに通し、前後輪のタイヤを固定します。

 

⑤ショルダーベルトのもう片一方でフレーム折りたたみ機構部分を固定します。

 

⑥上部のドローコードを締めれば完成です。

画像に使用した製品:コンパクト輪行キャリングバッグ(折りたたみ小径車用)

 

袋で車体重量を支えるタイプ(封筒型)

①自転車からバッグ本体を取り外します。

 

②ファスナーを開き展開します。

 

③自転車を折りたたみ、バッグへ収納します。

 

④ロゴを前面に持ち運びます。

画像に使用した製品:輪行キャリングバッグ(DB-4 / 5 / 6)

 

袋で車体重量を支えるタイプ(メッシュ封筒型)

①ファスナーを全開にして床に置きます。

 

②折りたたんだ状態の小径車を底面中央に配置します。

ペダルを取り外すと、収納と移動が楽になります。

 

③自転車を支えながらゆっくりとファスナーを閉じます。

 

④ファスナーを完全に閉じれば完成です。

ペダルを取り外すと、収納と移動が楽になります。

画像に使用した製品:メッシュ輪行キャリングバッグ DCB368-BK

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